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内視鏡治療専門外来について


当科では、消化管腫瘍に対して、内視鏡治療を行っております。内視鏡治療とは、ポリープや早期のがんに対して、口や肛門から挿入した内視鏡を使用して行う治療のことで、対象の臓器は食道・胃・大腸・十二指腸などの良性腫瘍・早期癌となります。また、同じく内視鏡を使う治療に腹腔鏡下手術というものがありますが、こちらは腹壁(腹部の壁)に穴をあけて、そこから内視鏡を挿入して行う外科手術で、内視鏡治療とは異なります。
内視鏡治療の最大のメリットは手術に比べて、体の表面に創がないため、痛みが少ない、回復が早いなど、体への負担が少ないことです。
しかし、内視鏡治療の適応は特にがんにおいて、その種類別に細かく決まっており、すべてのがんが、内視鏡治療で切除・治癒できるわけではありません。
また、内視鏡治療には内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー・コールドポリペクトミー)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など複数の方法があります。
そのため、治療の適応・治療方法の選択、治療後の対応などを判断するには、内視鏡治療に対する専門的な知識および経験を有する医師が必要とされます。
今回、当院の消化器内科外来に新たに「内視鏡治療専門外来」を開設することになりました。
私は前任の病院(名古屋市立大学病院など)において10年近く内視鏡治療に携わっておりました。その経験を活かし、低侵襲で質の高い内視鏡治療を行って、当院でのがん診療に貢献できればと考えております。


消化器内科 尾関貴紀