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循環器内科



豊川市民病院循環器内科では、急性心筋梗塞、狭心症、心不全、不整脈、心臓弁膜症、心筋疾患、高血圧、閉塞性動脈硬化症、肺塞栓、深部静脈血栓症などの血管疾患等さまざまな心臓血管疾患を予防、初期治療から重症例にも対応した診療を提供しています。心臓病は、突然重い病状におちいって緊急的な治療を必要とすることがよくありますので、素早く正確に診断、治療することが求められます。心臓血管疾患を専門にする当科では、緊急臓カテーテル検査を含む各検査、治療設備を24時間365日体制で運用する他、循環器内科待機制および緊急招集にて診療時間内だけでなく休日、夜間においても充実した体制で医療活動を行なっています。また、豊川市のみでなく、新城市を含む市外からも患者を受け入れている為、病院の規模に比し救急症例が多いのが特徴です。数年前より睡眠時無呼吸症候群に対する診療も当科にて開始し、2013年の新病院開院と同時に不整脈に対するカテーテル手術も開始いたしました。
当科は日本循環器学会研修施設、日本心血管インターベンション学会研修関連施設であり研修医、医学部医学生の教育、研修にも力を入れ、臨床研究、学会発表も積極的に行っています。
【こんな症状があったら受診してください】
  • 胸が痛い、胸が締め付けられる
  • 息切れがする、夜間に咳が出る、横になると息苦しい
  • 急に背中が痛くなった、お腹に拍動するしこりを触れる
  • 歩くと足がだるくなる、痛くなるが休むとよくなる
  • 足がむくむ
  • 急にめまいがする、意識が遠のく、失神する
  • 動悸がする、脈が飛ぶ、脈が乱れる
  • 健康診断の心電図で異常といわれた
  • 健康診断で心雑音があるといわれた
  • 血圧が高い

※睡眠時無呼吸症候群の診療は、救急科鈴木医師が行っています。
※鈴木医師の診療日については、ホームページ救急科診療担当表をご覧下さい。

診療担当医一覧

担当医師の紹介

私たちが、豊川市民病院の循環器内科を担当しておりますので、よろしくお願いします。
病気についてや症状でお悩みの方など、お気軽にご相談ください。
医師名
(専門分野)
卒業年度 出身大学
(医局)
役職名 認定医、専門医等
鈴木 健 平成3年 名市大
(名市大)
主任部長 日本救急医学会専門医
日本循環器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本心血管インターベンション治療学会指導医、代議員
日本高血圧学会指導医
JMECCディレクター
ICLSコースディレクター
高松 真市 平成11年 名市大
(名市大)
部長 日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本救急医学会ICLSコースディレクター
長縄 博和 平成21年 名市大
(名市大)
副医長 日本内科学会総合専門医
日本循環器学会専門医
西 大輔 平成23年 名市大 副医長 日本内科学会認定内科医
鶴田 芳朗 平成24年 名市大
(名市大)
副医長 日本内科学会認定内科医
ICLSコースディレクター
齊木 真郎 平成25年 名市大
(名市大)
副医長

当科で取り扱う疾患

虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)

これは、心臓を養っている冠動脈に動脈硬化が生じて引き起こされる病気です。

正常の血管

狭心症

アテローム硬化

冠攣縮(スパスム)

冠動脈の動脈硬化症が進行して、血管壁にコレステロールが沈着して内腔が狭くなり血液の流れが悪くなった状態です。心臓に十分な血液が流れなくなり、労作時などに左前胸部を中心とした痛み、圧迫感を感じます。ときには首や左肩に痛みが広がります。締め付けられるような、あるいは強く握られるような痛みと表現されます。持続時間は30秒から長くても数分で、じっと静かにしていれば治まります。瞬間的な痛みだったり、逆に1時間以上続くような圧迫感、あるいは体位や深呼吸で増減する痛みは狭心症ではありません。こうした冠動脈の動脈硬化を進行させる因子(冠危険因子)には喫煙、高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、肥満、運動不足などがあり、複数有すると飛躍的に危険度が上昇します。動脈硬化でなく冠動脈のけいれんにより心臓に十分な血液が流れなくなり、胸の圧迫感を感じるタイプの狭心症もあります。このタイプは一般に安静時(寝ているときなど)に症状を自覚することが多いです。

心筋梗塞

心臓を養っている冠動脈が閉塞し、心筋に血液が流れなくなり心筋が壊死に陥る病気です。致死率の高い極めて恐ろしい病気です。心臓が破れたり(心破裂)、不整脈が生じたりして、命に関わる状態になることもあります。症状としては、冷や汗、悪心、吐き気を伴うような激しい胸痛が特徴的ですが、糖尿病を合併している場合や高齢者では例外的に胸痛を自覚しない場合もあります。心臓は血流の途絶後長時間経過すると完全に壊死に陥ってしまうので、心筋梗塞発症後はできるだけ早く血流を再開させることが重要です。その為、我々は24時間体制で心筋梗塞患者さんの治療にあたっています。 我々はこれら虚血性心疾患を負荷心電図検査や心臓CT、負荷心筋シンチグラフィー、心臓カテーテル検査を用いて診断し、積極的にカテーテルによる治療(PCI)を行っております。

狭心症にPCIを施行しています

左の前下行枝に狭窄があります

左の前下行枝に狭窄があります

薬剤溶出性ステントを留置しました

薬剤溶出性ステントを留置しました

急性心筋梗塞に緊急PCIを施行しています

左の前下行枝の急性心筋梗塞です

左の前下行枝の急性心筋梗塞です

血栓吸引後、ステントを留置しました

血栓吸引後、ステントを留置しました

閉塞性動脈硬化症

肢の血管の動脈硬化によって起こる病気です。動脈硬化が進むことで四肢の動脈が閉塞して血液の流れが悪くなり、足がしびれたり歩くのが困難になったりする等の症状が現れます。放っておくとやがて血流がなくなって足が壊死に陥り、切断という最悪の事態にいたってしまうこともあります。当科ではこの疾患に対してカテーテルを用いた経皮的動脈形成術(PTA)を積極的に施行しています。またカテーテルによる治療が難しい症例に対しては外科的にバイパス術を行うこともあります。

右の外腸骨動脈に狭窄があります

右の外腸骨動脈に狭窄があります

バルーンで拡張した後ステントを留置しました

バルーンで拡張した後ステントを留置しました

肺塞栓症、深部静脈血栓症

肺塞栓症とは静脈からの血栓(深部静脈血栓)が肺動脈につまる疾患です。エコノミークラス症候群も肺塞栓症の一種です。当院では急性期の血栓溶解療法やカテーテルによる血栓吸引療法を施行しています。また、再発予防には下大静脈フィルター留置も行っています。深部静脈血栓症に対してもカテーテルを用いた血栓吸引、溶解療法、バルーン拡張術、ステント留置を行っています。

左の総腸骨静脈が血栓で閉塞しています

左の総腸骨静脈が血栓で閉塞しています

下大静脈フィルターを留置し血栓溶解、 吸引療法を行いバルーンで拡張させ、 ステントを留置しました

下大静脈フィルターを留置し血栓溶解、
吸引療法を行いバルーンで拡張させ、
ステントを留置しました

心臓弁膜症

心臓は4つの部屋に分かれていますが、その各部屋を仕切って、血液の逆流を防止しているのが、大動脈弁、僧帽弁、肺動脈弁、三尖弁、という4つの弁です。これらの弁に変化が生じ、弁が開きにくくなったり(狭窄症)、閉まりにくくなったり(閉鎖不全症)するのが、心臓弁膜症で、ひどくなると心不全を引き起こします。我々は、エコー検査(超音波検査)、カテーテル検査にて診断、重症度の評価を行い、それを元に、最適な治療(薬物治療、カテーテル治療、手術療法など)を選択し、診療にあたっています。

大動脈解離

大動脈とは心臓が血液を送り出す一番根本の太い血管で、大動脈解離とはその血管壁が突然裂ける病気です。死亡率の高い危険な病気です。動脈は内膜、中膜、外膜の三層より成り立っていますが、放置された高血圧と進行した動脈硬化が背景にあることが多く中膜が裂けてしまいます。中膜が裂けた結果薄くなってしまった血管壁は破裂しやすい状況になり、放置しておくと生命の危険にさらされる状態となります。症状としては、胸部から背部にかけての激しい痛みが特徴的です。絶対安静とし内科的に強力な降圧治療を行ないますが、心臓から上方に向かう上行大動脈が裂けた場合は降圧治療だけでは予後が不良であり、急性期に緊急手術を行ないます。

大動脈瘤

これも、放置された高血圧と進行した動脈硬化が背景にあって大動脈の壁がもろくなり、そこがこぶのように膨らんで突出したり、壁全体が風船状に膨れ上がる病気です。レントゲン上の異常陰影として、あるいは腹部超音波検査の際に偶然発見されることが多いようです。無自覚なうちに次第に血管径が増大しますが、それが5cm以上に達すると破裂する危険が高いとされ、そこまで進行した場合は手術が必要となることがあります。

心不全

心不全は疾患名というより症候名です。心筋梗塞、弁膜症、心筋症などの基礎疾患や放置した高血圧が原因で心臓がポンプとしての正常な機能を維持できなくなった結果生じる自覚、他覚症状に対する名称です。簡単に言えば心臓が全身に必要な血液を送ることが出来なくなった状態です。動いたときに息苦しいとか、重傷の場合寝ていても息苦しくなることがあります。また、下肢のむくみがでることもあります。多くは慢性心不全の急性憎悪や急性心不全での緊急入院です。治療は、体に溜まった塩分水分を減らすこと、心臓が体に血液を送り易くすることを方針として行ないます。心臓弁膜症のように手術することでよくなる心不全は、手術療法です。冠動脈疾患が原因の場合は冠血管形成術が原因治療です。また心不全に合併しがちな重篤な不整脈を治療することも、重要な心不全治療の課題です。しかし原因治療のできない病気が原因の場合、薬と一般療法で治療します。最近は薬物療法が進歩して、過去に比べて薬物治療が格段の効果を挙げるようになり予後も改善されてきました。重傷例では人工呼吸器や大動脈バルーンパンピング(IABP)などの補助循環装置を用いた治療も施行しています。また、睡眠時 無呼吸の合併例に対する夜間在宅酸素療法やマスクCPAP療法も得意としています。重症心不全に対する補助循環として、また心停止状態や心原性ショック状態に対する緊急循環維持に経皮的人工心肺(PCPS)を施行しています。

不整脈

脈が乱れるのが、不整脈です。これには、脈が遅くなるものと(房室ブロック、洞不全症候群などの徐脈性不整脈)、脈が速くなるもの(上室性頻拍、心房粗動、心房細動、特発性心室性頻拍などの頻脈性不整脈)とがあります。徐脈性不整脈に対しては、必要に応じてペースメーカーの植え込み手術を行っています。最近では心室中隔ペーシングというより生理的に心臓を収縮させる方法でペースメーカーを埋め込んでいます。頻脈性不整脈に対しては、薬剤による治療を行うとともに、2013年6月よりカテーテルアブレーション(足、首の動静脈から心臓までカテーテルを挿入して、高周波の電流にて不整脈の原因になっている部分を焼却して不整脈をおこらなくする手術)を積極的におこなっています。完治することも可能な治療です。

当科の実績

冠動脈造影(CAG)件数

冠動脈造影(CAG)件数


年度 2010年 2011年 2012年
PCI成功率(%) 94.4 95.2 96.3
再狭窄率(%) 8 11 6.4
ステント使用率(%) 77.2 78.6 80
難解病変(TypeC)の率(%) 41.6 46.8 40.8
薬剤溶出性ステント使用率(%) 58.7 59.2 63.3
慢性完全閉塞(CTO)治療成功率(%) 57.9 83.4 78.9

経皮的動脈形成術件数(下肢)

経皮的動脈形成術件数(下肢)


低体温療法(2009年10月より心肺停止患者に対する低体温療法を行っており、致死的不整脈(Vf/VT)症例に対しては社会復帰率が右下図のように約倍になっています。)

カテーテルアブレーション件数(2013年6月~11月)

カテーテルアブレーション件数(2013年6月~11月)

(CPCとは脳機能の分類でCPC1が機能良好で社会復帰症例です)

(CPCとは脳機能の分類でCPC1が機能良好で社会復帰症例です)


セカンドオピニオンについて

当科には「セカンド・オピニオン外来」というのはございませんが、もし他院で受けられた検査結果などに対し「セカンド・オピニオン」がご希望でしたら、外来にて診察の上、ご相談にのらせていただいております (その際、当院にて追加検査を施行させて頂くこともございます)。