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病院事業管理者のあいさつ


「信頼される医療」を求め続けます。

豊川市病院事業管理者 三島晃

豊川市民病院の理念は、「信頼される医療の提供を通じて、地域住民の健康づくりに貢献する」ことです。勿論「地域住民の健康づくり」には、病院だけでなく、介護や福祉施設、保険行政など多くの施設や組織の協力と連携が必要ですが、当院には「信頼される医療の提供」が期待されています。それでは「信頼される医療」とはどのような医療でしょうか。その答えは医療ガバナンスにあると私は考えています。そして医療のガバナンスとは、「患者さんや医療関係者が互いの立場を尊重し意思決定を図りながら、安全で質の高い医療を提供できる仕組みを形成していくプロセス」のことと理解しています。医療ガバナンスには、医療の内部統制のみならず、透明性と説明責任が不可欠なのです。

この医療ガバナンスは、次の3つの視点に立った医療の実践によって構築されると私は思っています。それは、医療の多様性を認識すること、医療の意味を自問すること、そして遵守と説明をすること、です。医療で最も優先されるのは人権ですので、医療と医学を明確に区別し多様な個人の思いを尊重する必要があります。また提供する医療について、絶えず「誰の、何のための医療か」を問い続けることが大切です。そして合意形成された医療を遵守する、さもなければ何故かを説明する責任を果たさなければなりません。

医療ガバナンスは、安全で質の高い医療を構築する人々の尊い営みです。この営みによって医療の安全文化は醸成し、市民の皆様に「信頼される医療」を提供することができると確信しています。私たちはこの営みに真摯に向き合い、「信頼される医療」を求め続ける病院でありたいと思います。