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診療科・部門紹介
放射線科機器について 

 

一般撮影装置


一般撮影

放射線科におけるもっともポピュラーな検査です。
X線を用いることにより、体内を透過した画像を得ます。一般撮影はひとつ例をあげてみますと健康診断で行う胸部撮影のことです。みなさんも一度は経験したことがあるかもわかりませんね。その他にも腹部写真 全身の骨の撮影も行います。一般撮影の利点として全体像をすばやく把握できて、撮影時間も短いために救急症例には欠かすことの出来ない検査です。
当院では、新病院移転に伴い最新のシステム( TOSHIBA社製FPDシステムとKONICA MINOLTA社製FPDシステム)を導入することで、医療被爆の低減や検査時間と検査待ち時間の短縮を実現し、診療に貢献しています。また、デジタル化に伴いフィルムや廃液などの廃棄物を無くすことで環境にやさしい病院を目指しています。


放射線ひばく(被曝)についての説明

放射線被曝の程度は検査によって大きく異なります。一般に撮影枚数や撮影時間が大きくなると被曝量は増えます。また、撮影部位によっても異なります。被曝の程度を示す基準を自然放射線被曝(食べ物、大地、宇宙などから、人が誰でも知らないうちに被曝している量)とすると、胸部レントゲンは10分の1、腹部レントゲンは2.5倍、CTは5倍、胃食道造影は20倍、注腸造影は40倍、核医学検査は5~30倍程度に考えられます。この程度の被曝ではなんらかの症状が出る可能性はなく、臓器への被曝の影響は、ほとんどが約1日で回復すると言われています。
回復しない影響には遺伝的影響と発癌の2つがありますが、このうち遺伝的影響は人間では科学的にまだ証明されていません。しかし、とくに妊婦さんや若年者に対しては現在でも過剰な配慮(検査をひかえたり、生殖腺を防護したり)をするように心がけております。また発癌は広島、長崎の原爆や、チェルノブイリ原発事故で有名ですが、その被曝量は自然放射線の数百倍から数千倍以上であり、検査の微量被曝では発癌の因果関係はまだ不明です。従って、放射線検査に伴う被曝による悪影響は必ずしもないわけではありませんが、過度に恐れる必要もありません。
患者さんにとって病気の早期診断は大きな利益であり、そのための放射線検査です。しかしわずかながらでも放射線被曝の不利益(悪影響)の可能性がある以上、無駄な放射線被曝は避けなければなりません。従って、検査に当たっては何の目的で行うのか、それによって何が診断できるのかを主治医から十分な説明を受けて、納得した上で検査を受けるようにして下さい。